おいしいゲーミングスマートフォンのえらび方(2019年版)①

でこひなおです。

今回はネットカフェとは少し離れた話になるのですが、スマートフォンのゲームは近年どんどんハイクオリティになってきていて、スマートフォンでゲームをやるのも当たり前になりました。

ネットを介して他のプレイヤーと協力したり対戦したりするゲームは当たり前で、プレイ人口はゲームコンテンツの面白さの重要なファクターと言えます。

そうした中で、ほぼ誰もが持っているスマートフォンをゲームプラットフォームとすることによって、自宅にハイスペックなゲーミングパソコンがなくても、ネットカフェのゲーミングPCブースに行かなくても、誰でもゲームを楽しむことができるため、プレイヤーが比較的多くなりがちで、コミュニティの盛り上がりがゲームのさらなる盛り上がりに繋がるケースも多い印象です。

こんな記事もありました。

PCでゲームをやるときであればだいたい推奨スペックが公開されていて、それに合わせてPCショップでゲーミングPCを買う、グラフィックボードなどのパーツを追加するなどの選択肢があります。またはネットカフェ入店時にプレイしたいタイトルを伝えても良いかもしれません。

ところが、スマートフォンにはその指標がないので、自分が買いたいスマートフォンがやりたいゲームに適しているかの判断が難しいです。というわけで今回は、ゲームに向いているスマートフォンの選び方について、スマートフォンが好きな素人の目線ではありますが、そのえらび方をいくつかご紹介したいと思います。少し長文になりますがお付き合いください。

1.OSをえらぶ。

iPhone(iOS)は良いけど高い。

正直言ってゲーム用のスマートフォンを買おうとする人に向けて伝えることとして、予算が許すのであれば「一番良いiPhoneを買え」。ゲーム用途はだいたいこれで解決すると思います。…とはいえ、今時のiPhoneはとにかく高い。一括購入で10万以上、さらに携帯キャリアの購入サポートも少なくなりました。そうすると分割でも端末の月の分割費用が5,000円近くなることもざら。

Androidはたくさんあってややこしい。

また、価格だけではなく、iPhoneではできない機能などもあり、もう一つのOSの選択肢であるGoogleの「Android」OSを搭載したスマートフォンを選ぶ事になるケースも多いかと思います。ただし、Androidは色んなメーカーが色んなモデルを出していてどうやって選べばいいの!?って部分がとても難しいです。メーカーはデザインとかで大雑把に決めても良いかもしれませんが、同じメーカーでも複数のモデルが存在するので、ゲーミング用途では当然スペックで選ぶことになると思います。

何が違うの?

さて、スマートフォンのOSで何が違うかというと、インストールできるアプリが違います。…とはいえ、最近のゲームは殆どの場合マルチプラットフォームで、どちらのOSも対応になっているので、それほど気にすることは無いかもしれません。

重課金者にとってのおすすめはAndroid。

ただし、Androidの場合は「Amazonアプリストア」から一部のAndroidアプリをインストールすることができます。これはAmazonコインでゲームの課金をすることができ、Android標準のGoogle Playストアより割安で課金ができます。Amazonアプリストアでリリースされているゲームをプレイしていてよく課金をする人は、Androidを検討するのも手です。

ゲームのスムーズさはiPhoneが有利。

ゲームやゲームのメーカーによるかもしれませんが、同等のスペックでもAndroidよりiPhoneの方がゲームが快適なことが多いようです。これはiPhoneの方がAndroidより種類が少ないため、メーカーの開発機として使われているケースが多く処理の最適化が進んでいるから、とのこと。

また、バックグラウンドアプリの動作の制限が厳しいため、ゲームプレイ中にはゲームだけに性能のリソースを割り振りやすいのも理由かもしれません。

OSの仕様や便利さで比較する。

バックグラウンドのアプリ動作の制限が緩いAndroidは処理面ではデメリットになりますが、メリットになることもあります。

たとえば、私がプレイしている「HearthStone」というデジタルカードゲームアプリがあります。このゲームをサポートするツールに、「Arcane Tracker」というアプリがあります。これは、自分の使ったカードや相手が使ったカードや、使っていない残りのカードを画面上にオーバーレイで表示したり、戦歴をバックグラウンドで自動的に記録してくれるツールです。バックグラウンド動作の制限が厳しいiPhoneではこのようなアプリは存在しません

また、ポケモンGOの個体値を画面上の表記を読み取って簡単に調べるアプリなどもありました。これらはAndroidのバックグラウンドプロセスを利用したもので、こういった小回りはAndroidの方が得意です。

ゲーム配信プラットフォームである「Mirrativ」などでは、iPhoneではインカメラを使った顔出し配信はできませんが、Androidではインカメラの画像をゲームと同時に配信することができます。(バックグラウンドでMirrativのプロセスが動作することで実現出来ているのだと想像できます)スマートフォンでのゲーム配信についてはAndroidに軍配が上がりそうです。

ただし、iPhoneにもゲーミングスマートフォンとして優位な部分があって、それはスクリーンキャプチャー(画面の録画)がOSに標準機能として搭載されていることです。これはゲームのプレイ動画を簡単にSNSに公開することができるので、重宝するはずです。

Androidでは同様の機能はサードパーティーのアプリで実現可能ですが、OSの仕様上内部音声を録音することができません。録音はすべてスマートフォンのマイクからになります。(要はゲーム音声だけを録りたくても、声や外の音が入ってしまいます。)なので録画についてはiPhoneが有利な部分だと言えます。

という点を総合してiPhoneとAndroidを選択しましょう。

2.CPUをえらぶ。

CPUっていうと語弊があります。実際はSoCSystem-on-a-Chipとよばれる部品ですが、便宜上こう呼びます。

重要なのが、スマートフォンではPCでいうCPUとグラフィックボードがセットになっています。そのためCPU選びでゲームの快適度がほとんど決まります

iPhoneの場合

いちばん新しいやつを買いましょう。…というと本当にみもふたもないですが。

2019年8月現在で一番新しいのはA12 Bionicという6コア(※コア数…CPUが同時並行に処理できるように複数の脳があるようなイメージ)のCPUが一番最新のiPhone XS, XS Max, XRに搭載されています。これらであれば現在リリースしているゲームについては特殊な事情(※)がない限り快適と考えていいでしょう。(※たとえばFate/Grand Orderが最新のAppleの最新のCPUとの互換性に問題があり動作が重いなどの事例はあったようですがソフト側で解決に向かっているそうです)

なお、タブレットであるiPad Pro(11インチと12.9インチのホームボタンがない2018年モデル)、およびiPad mini(2019年モデル)には同じCPUの、更にハイスペック版「A12X Bionic」が搭載されています。

これより1年前のモデル、iPhone X、iPhone8、8PlusにはA11 BionicというCPUが搭載されており、ある程度快適にゲームをプレイできるスペックです。とはいえもうすぐ2年落ちのモデルになってしまうので、ゲーミングスマートフォンとしては今から買うのは控えたほうが望ましいモデルです。

これ以前のiPhoneとなると、ゲーミング用途としてはスペックが厳しくなってくるので、ギリギリゲーミング用途といえるのはここまでだと思います。

Androidの場合

とても難しくなります。Android向け端末のCPUはさまざまなメーカーが出していて、スマートフォンメーカーによって搭載されているCPUが違い、設計も違います。また、同じCPUメーカーでも複数の性能のCPUがあり、スマートフォンの価格帯が異なります。すごく比較がややこしいです。

一番メジャーなのが、Qualcomm社が開発している「Snapdragon」シリーズ。Snapdragon〇〇〇のように、世代と性能を表す3桁の数字が含まれています。現行のゲーミング用途で一番高性能なCPUが「Snapdragon 855です。昨年のモデルであると「Snapdragon 845」、この辺が搭載されていればゲーミングスマートフォンと言っても良いかもしれません。「Snapdragon 670」などの廉価な「600シリーズ」もありますが、「800シリーズ」に比べて半分程度の性能になるためゲーミング用途としては選択肢から外れてきます。

実例を挙げると、Google社のスマートフォン「Pixel 3」には「Snapdragon 845」が搭載されています。昨年のモデルのハイエンドCPUで、ゲーム向けに考えてもよいモデルです。

一方で同社の廉価版モデル「Pixel 3a」には「Snapdragon 670」が搭載されており、普段使いには快適な一方で、高い描画能力を要求する3Dゲームには不向きであると言えます。

このように、見た目や名称が似ていても、搭載CPUや価格帯で大きく異なってくるのがAndroidの難しい点になります。

その他Huawei社のスマートフォンに搭載されているCPU「Kirin」シリーズや、MediaTek社の「Helio」シリーズなど、他のメーカーのCPUもありますが、殆どのゲームメーカーが開発機として「Snapdragon」を搭載したスマートフォンに向けて開発をしているため、ゲーミング用途で他のCPUを利用する理由は殆どないです。CPU設計の違いなどによって正常に動作しない(グラフィックが乱れたりなど)タイトルも存在します。コスト面でどうしても選ぶ必要がある場合以外は選択するべきではないです。どうしても選ぶ場合は、次回説明する「スマートフォンの比較方法」でCPUを比較して、慎重に検討する必要があります。

えらび方のまとめ。

  1. 予算が許すなら一番新しいiPhoneを買おう
  2. iPhoneとAndroidでできるゲームは同じでも、できることは多少異なってくるので目的に合わせて選ぼう
  3. スペックは見ただけでは比較しづらい。CPUの名前でクラスを判断して、どんなに古くても去年までのモデルを選ぼう(それ以前のものは性能的に陳腐化してる可能性が高い)
  4. iPhoneの方が選択肢が少ないので、選びやすい
  5. Androidは選択肢が多く違いが判りづらい。比較の方法は次回

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